「下位チームからは確実に白星を」首位阪神、4か月ぶり先発の秋山拓巳が5回持たずKO ローテ編成に球界OBが持論
8月2日、セ・リーグ首位の阪神はバンテリンドームで中日と対戦し、1対3で敗れた。阪神は今季2度目の登板となる秋山拓巳を先発マウンドに送るも、5回途中までに9安打3失点と打ち込まれ敗戦投手となった。打線も、中日先発のメヒアをはじめ7投手に対し、4安打1得点に抑えられた。
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前日、同カードで10得点を挙げ大勝している阪神は秋山が4月1日のDeNA戦以来の先発登板。秋山はウエスタン・リーグでは今季、7勝2敗、防御率3.46という成績を残してきており、およそ4か月振りとなる一軍での先発となった。
しかし、初回に2本のヒットを許し、2回には投手のメヒアに先制タイムリーを打たれるなど、序盤から失点。4回には1死2・3塁のピンチを招きながら無失点に凌ぐも、5回にもノーアウトからランナーを出してしまい、岡林勇希、宇佐見真吾にもタイムリーを許し追加点を奪われ、この回途中で降板となった。
阪神は大竹耕太郎の体調不良による登録抹消や、不振が続く才木浩人の再調整で戦列を離れている。加えて、長期ロードが続くことで今後、ローテーションの再編も囁かれているものの、この日の秋山は期待に応えるピッチングとはならなかった。最下位中日との対戦における秋山の先発起用について、球界OBからは独自の見解が発せられている。
過去、阪神や日本ハム、楽天、ソフトバンクで投手コーチを務めた佐藤義則氏がYouTubeチャンネル『佐藤義則チャンネル』を8月3日に更新し、先発投手の起用法についてコメントした。
佐藤氏は、今季2度目となった秋山の先発について、「二軍での調子の良さを見た上での起用」と前置きしながら「秋山(の先発)は頭になかった」と語っている。
また、「上位にいるチームは下位のチームとの対戦で主力ピッチャーを起用して勝ち、貯金を増やした方か良い」と述べており、さらに楽天のコーチ時代を振り返り、ソフトバンクとの首位争いの最中、直接対決で先発3本柱を起用するも3連敗を喫し、その後の戦い方にも影響を及ぼしたとのエピソードも披露。下位チームから確実に白星を挙げることの重要性を説いた。
佐藤氏は「(下位の)相手は阪神を倒そうと良いピッチャーを使ってくるため、阪神が先発ローテ以外の投手を使うと投げ負けてしまう。今日も広島が勝っているからゲーム差は縮まった」として、首位チームのローテーションの組み方について持論を展開していた。
これで今回のカードを1勝1敗とした阪神は、3戦目の予告先発がビーズリーと発表されている。夏場の長期遠征では投手の台所事情も厳しくなる中で、やはり下位チームへの取りこぼしをしないことが最も重要となることは間違いない。
(出典 news.nicovideo.jp)
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