全力疾走しない阪神 佐藤
【虎になれ】油断できないという思いを持っているか 岡田阪神![]() …グラウンドに落ちた。これを矢野雅哉が素早く処理し、佐藤輝を一塁に刺す。矢野はガッツポーズだ。 佐藤輝は最初から全力疾走していればセーフだったかもしれ… (出典:日刊スポーツ) |
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【虎になれ】油断できないという思いを持っているか 岡田阪神![]() …グラウンドに落ちた。これを矢野雅哉が素早く処理し、佐藤輝を一塁に刺す。矢野はガッツポーズだ。 佐藤輝は最初から全力疾走していればセーフだったかもしれ… (出典:日刊スポーツ) |
プロ1年目の2021年以来、実に2年ぶりのことだった。6月24日、阪神の佐藤輝明(24)がDeNA戦で今季5度目のスタメン落ちを経験、翌日、一軍登録を抹消されたのだ。
「二軍行きを命じられ、デーゲーム後に横浜からファームの中日戦のある名古屋へ移動。平田勝男ヘッドコーチは『今、一軍に必要じゃないから』とメディアに説明した」(スポーツ紙記者)
6月の打率は1割7分9厘と不振に喘いでいた佐藤。だが二軍降格はそれだけが理由ではない。佐藤も平田ヘッドから「『プレー以外の所も見られてるぞ』と言われた」と語った通り、普段の態度も問題視された。
「三振しても悔しがる素振りを見せなかったり、内野ゴロを打った時に一塁まで全力疾走しないなど、怠慢なプレーが目立っていた。矢野燿大前監督は普段の練習態度等に目をつぶっていたが、今年の春キャンプでは厳しい練習に付いていけず基礎体力不足が露わになり、複数の球団OBからも『アイツは大丈夫か』との声が出ていた」(同前)
もう一つ周囲が懸念しているのがタニマチとの付き合い方。阪神の選手には関西だけでなく、全国の野球好きな社長が寄ってくる。そして食事やゴルフコンペに誘い、時には女性の紹介までしてくれることもある。
昇格の見通しだが…「同じことを繰り返しかねない」と懸念される理由「佐藤は球団のお膝元の兵庫県出身のドラフト1位で、タニマチの扱いも別格。近本光司のように社会人出身で自らを律することが出来るタイプは別ですが、多くのドラ一はコロナ禍で合コンをして問題となった藤浪晋太郎のようになってしまう」(在阪テレビ局関係者)
過去3年はコロナを理由にタニマチからの宴席の誘いを断ることも出来たが、今はそうもいかない。
「これまでは、どうしても付き合いで行かなければならない会食でも近畿大学の先輩・糸井嘉男氏が一緒にいれば、『テルは一次会で帰れ!』と言って、早くに帰してくれていました。でも糸井氏は昨季限りで引退。今は以前、主力投手を支援していた美容室オーナーにしばしば呼ばれていますが、なかなか断り切れないようです」(同前)
何より問題なのは、佐藤が今回の二軍落ちに納得していないことだ。
「確かにノイジーや梅野隆太郎など佐藤よりも成績の悪い選手もいる。落ちたのは成績以外の面もあったと説明されても受け入れられなかったのでしょう。周囲には『何で俺やねん』とボヤいています。二軍では格の違いを見せつけ、7日のヤクルト戦で昇格の見通しですが、このままでは、同じことを繰り返しかねません(※実際には5日のカープ戦で昇格)」(球団関係者)
グラウンド外で浮かれ“テル”場合ではない。
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4日に行われ、阪神が「5-4」で勝利した広島戦。「3番・左翼」で先発した阪神の助っ人・ノイジーが見せた走塁が物議を醸している。
問題となっているのは、「1-1」と両チーム同点で迎えた4回表1死一、二塁の場面。打席の阪神・森下翔太は、広島先発・九里亜蓮がカウント「2-1」から投じたツーシームを強振。打球は左中間フェンスの最上部に直撃した後、右方向に背走していた左翼・西川龍馬の逆を突くように跳ねたため、走者一掃のタイムリー二塁打になるものと思われた。
ところが、ノイジーは打球判断を誤ったのか、逆を突かれた西川がボールを捕球した時点でようやく三塁を回り、ほとんど進塁しておらず。前が詰まっていたせいもあり、一走・佐藤輝明は本塁にかえることができず三塁止まりとなった。
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このノイジーの走塁を受け、ネット上には「ノイジーの走塁遅すぎ、怠慢プレーだろこんなの」、「ノイジーがチンタラ走ったせいで佐藤が帰れずに1点取り損ねた」、「打球処理に時間かかってたから2点確実と思ったのに」、「森下の成績や給料にも響くんだからしっかりしてくれよ」といった批判が寄せられた。
「今回の場面では森下が放った打球が広島捕手・坂倉将吾へ返球されるまでに13秒ほどかかっています。プロ選手のベースランニングは一般的に1周15秒が平均といわれていますので、一塁からのスタートだった佐藤は普通に走ることができれば十分本塁に到達できていたものと思われます。ノイジーとしては打球を捕られ自身も戻れずという最悪の展開だけは避けたいと考え、打球の行方を見極めるのに慎重になり過ぎた面もあったのでは」(野球ライター)
ファンの間で物議を醸した4回表のノイジーだが、この後5回表2死一塁の場面では、森下が右安を放つ間に一塁から一気に三塁まで進む好走塁を見せている。これを受け、一部からは「前の回の走塁とはえらい違いだな」、「本人もさっきの進塁遅れはマズかったって反省したのか?」といったコメントも上がっていた。
文 / 柴田雅人