下柳氏「今のままでは、阪神の優勝確率はゼロ!」
「阪神優勝の確率はゼロ!いまのままではね」下柳剛が古巣の貧打に喝!「打てんのなら走れ!」 昨季、38年ぶりに悲願の日本一に輝いた阪神タイガースは今季、球団史上初の連覇に挑む。その戦いぶりを、2004~2008年の第一次岡田彰布政権下で先… (出典:現代ビジネス) |
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「阪神優勝の確率はゼロ!いまのままではね」下柳剛が古巣の貧打に喝!「打てんのなら走れ!」 昨季、38年ぶりに悲願の日本一に輝いた阪神タイガースは今季、球団史上初の連覇に挑む。その戦いぶりを、2004~2008年の第一次岡田彰布政権下で先… (出典:現代ビジネス) |
阪神OBの下柳剛氏が、自身のYouTubeチャンネルで来季の阪神の外国人選手2人とリリーフ陣について語っていた。
来季、阪神打線の心配なところを聞かれた下柳氏は「ケガだけが怖い。あとは、あまり心配はしておりません」と断言。
今季打率2割4分で9本塁打に終わったノイジーは覚醒するかとの問いには、
「(今季は)最初出だしそこそこ打って、打たなくなって、後半またそこそこ打ち出したんで、調子が悪くなったときの日本での戻し方をある程度理解したと思う。今年みたいな調子の悪い幅が広がる可能性は低い」
とし「覚醒」までとは言えないものの打率2割8分、本塁打20近くを期待しているとした。また新加入のハビー・ゲラ投手については、
「もともと内野手だったみたいで肩も目減りしていないし、投球も見たけど、めっちゃ速い。フォアボールで自滅って形にならなかったら、そこそこ活躍すると思う。日本人で球速160キロ超えを打ち返せるのは、そうそうできることじゃない。抑えとしてハマってくれることを祈ります」
としつつ、そのゲラを試しながら、ダメであれば岩崎優か湯浅京己という形になるが、
「彼(ゲラ)がもしハマって岩崎くんが前に来てという話になれば、より強固なリリーフ陣ができるので、来年の阪神もまた強いのではないでしょうか。島本(浩也)くん、桐敷(拓馬)くんがシーズン後半から出てきて、それもハマってくれて、それに湯浅くん、岩崎くんが後ろに入ってくれたら、ほぼ怖いものなし。鬼に金棒状態」
と語っていた。今季38年ぶりに日本一になった阪神では投手陣の活躍が目立ち、チーム防御率2.26はセ・リーグ唯一の2点台だった。来季、さらに投手陣の厚みが増せば、「アレンパ」も夢ではない!?
(鈴木十朗)
元横浜ベイスターズ監督の権藤博氏が元阪神タイガース・下柳剛氏のYouTubeチャンネルに出演。投手論などを熱く語った。
下柳氏が師と仰ぐ権藤氏が出演し、思い出話に花を咲かせた今回の動画。
プロ入りの経緯について下柳氏は「ダイエーにドラフトにかけてもらって、最初はプロに行かないとお断りしていたんですけど、ピッチングコーチが権藤さんだと思って」と振り返る。
そして「行かないと思ったけど権藤さんがコーチはおもしろそうだし、一緒にやってみたいという意識があって、いろいろ考えてプロ入りするようになった」と語った。
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権藤氏は「俺は全然知らないわけですよ、田舎者だからね。俺も九州の田舎者だけど、これは長崎の田舎者だから。権藤さんなら行くなんて元気のあるやつがいるなと思って」と振り返る。
続けて「来たら、身体はある。馬力はありそう。ちょっとコントロールは悪いけど、むちゃくちゃじゃない。ストライクゾーン周辺には行く。だから言ったのはね、いいから心配するな、フォアボール4つ出しても1点じゃないかと。そのうち打ち取れる」と笑う。
下柳も「それがブレないんだよね、全然。フォアボールを出して怒られたことはないけど、逃げたみたいなピッチングをしたときは烈火のごとく怒られる」と語った。
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話を聞いた権藤氏は「覚えていないけどね」と笑う。そして「シモに唯一教えたのはね、緩い球をまっすぐ真ん中に放りなさいと、チェンジアップでね。技術はなんにもいらない。いるのは勇気だけ」と回想。
そして「緩い球を真ん中にまっすぐ放るのは1番勇気がいるんだ。それができるかできないか。暴れ球はあるけど、真ん中にスっと投げられるか勇気があるかどうか、これでおまえは決まると。だから、これの専売特許になっちゃった、チェンジアップは。日本ハムに行って、阪神に行って」と語った。
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下柳氏は「怖いよ、遅い球を投げるなんて。めっちゃドキドキしながら真ん中に投げるんだから」と笑う。
すると「私は選手に戦い方を教えている。ああせい、こうせいと言わなくてもできるからプロに入ってきているわけじゃないですか。言うのはどうやっておまえの持っているもので戦うか」と権藤氏は語る。
そして「人ぞれぞれに戦い方は違うわけです。だからシモに言ったのは『まっすぐ真ん中緩い球』」と話した。
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話を聞いていた下柳氏は「関係ないときにスっと投げたら、なに余裕をこいているんだって言われるんだ。困ってないときに投げるなと言われる。1回味をしめたら、ついついすぐ使いたくなる」と振り返る。
すると権藤氏は「ストライクを取るとさ、次フェ~とやりたくなるわけ。困ってもいないのに緩い球を投げるな、なに投げてもファール、ツースリーになって投げる球がないとき、困ったときにまっすぐ真ん中だと言っているのに。このバカタレがと」笑っていた。
権藤氏は現役時代新人で35勝19敗防御率1.70という驚異的成績を残し、2年目も30勝を達成。中日ドラゴンズのエースとなるが、酷使の影響で投手としては5年という短命に終わった。
現役引退後は投手コーチとして下柳氏や吉井理人・千葉ロッテマリーンズ監督など多くの選手を育成。1998年には横浜ベイスターズ監督に就任し、チームを38年ぶりの優勝・日本一に導いた。
下柳剛氏が占う日本S「関西ダービー」6つの注目ポイント 「五分五分」ながらも「阪神4勝3敗」の根拠は …ぎ。2番手で投げる投手で、阪神は桐敷くんか石井くん。右左で出ていく」と挙げた。逆にオリックスの中継ぎを打つためには「左の糸原くんもキーになるのかな」とイメージした。 (出典:スポニチアネックス) |
阪神タイガースなどで活躍した下柳剛氏が自身のYouTubeチャンネルで、「トレバー・バウアー投手激怒事件」を振り返った。
1日の横浜DeNAベイスターズ対中日ドラゴンズ戦で、バウアー投手が挟殺プレーに失敗した見方内野陣に激怒し、「Fワード」を絶叫するシーンを見た下柳氏は「怒るねえ」と笑う。
そして「いや、このプレーは怒りたくもなるけど。いいキレっぷりやな、しかし。斎藤隆コーチのどうしていいかわからないという顔が最高やな。三浦大輔監督もあ然としている」と爆笑した。
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バウアー投手が激怒したあと次打者の初球に159キロのストレートを投げた様子に「怒って159キロを投げられるからかっこいいよな。球が速い。ギアが1個上がっとる」とポツリ。
さらにピッチャーゴロに打ち取り、自分で一塁ベースに駆け込みアウトにする様子にも「1塁まで走っていったよ。まだキレとる。そないまで怒らんでも。ベンチに返っても怒っているやん」と笑う。
そして「やっぱりなあ、横浜のあそこの球場にはね、たぶん怒りの神様かなんかがおるんちゃうか」とコメントした。
下柳氏は自身も阪神タイガース時代、横浜スタジアムで行われた試合で見方のエラーに激怒し、グラブを投げつけたことに触れ「俺も最後フライだったからさ、マウンドで見とっただけだけど、ピッチャーゴロだったら走って行ってたかな」と話す。
続けて「バウアー、がんばれよ、これからも。楽しい試合を見せてくれ。最高です」とメッセージを送る。
スタッフから「共感しますか?」と質問されると、「共感するねえ。あれはちょっとやられたら、かなり怒るだろうなあ。ピンチの場面で本当だったらチェンジが2、3塁やろ。そりゃ怒るわ。ベンチに返るまで怒ってたもんな、すげえな」と話した。
その後、自身が激怒する映像を見た下柳氏は「あのときはセカンドのベースカバーに行った秀太が離れたことから始まって、エラーになってゲッツー取れなくて、グローブを投げとったけど、バウアーのは1回で3つのミスがあったからな。怒るやろ、それは」と共感する。
そして「自分のやつを見ているんだけどさ。これさ、俺にアフレコしている子。悪意を感じるな」と笑う。そして「斎藤隆の顔と秀太と関本と、同じ顔になっているな、これを見たら」と爆笑。
そのうえで「これを見ても、『そないにキレんでも』と思うなあ。やっぱりハマスタには怒りの神様がおるのかもしれんなあ」と話していた。
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