阪神「去年は四球で成功したけど」「逃げないで攻めてこられた時にどうするか」
岡田彰布監督率いる阪神は今季もセ・リーグ制覇、さらに連続日本一への最右翼に位置付けられ、新シーズンを迎える。
昨季、多くの若手選手が躍動し、主力を担いシーズンを独走。パ・リーグ3連覇のオリックスも撃破し、一気に日本一まで駆け上がった。今年のキャンプでも主力選手たちは順調に調整を続けてきており、ここからはオープン戦を通じての、それぞれの仕上がり具合が注目される。
また、実際にキャンプ地を訪れ、選手の状態を目にした球界OBによる、阪神ナインへの期待の声も聞こえてきている。
現役時、阪急、オリックスで主力投手として活躍し、阪神の投手コーチも務めた佐藤義則氏が、YouTubeチャンネル『佐藤義則チャンネル』を2月22日に更新。今季、連覇を目指す上でのポイントや、現在の阪神のチーム状態について語った。
佐藤氏は「連覇は”できる”とは言わないが、”できそう”ではある。ピッチャーもバッターも去年のとおりできれば80%以上はあるかな」と話しており、その上で、今季の“不安点”として、打撃陣のシーズンを通してのパフォーマンスを挙げた。「勝つときは不調のバッターがいても、誰かが打ってカバーする。問題はみんなが打てなくなった時、どうするか」などと論じており、「去年はあれだけフォアボールを選んで成功したけど、今年は相手が逃げないで攻めてこられた時にどうするか」「今年は他球団が阪神に良いピッチャーを当ててくるはず。そこでどれだけバッターが頑張れるか」と指摘している。
一方で、キャンプ地でチェックした投手、野手について語る中で、「(打者は)みんないい振りをしていた。佐藤(輝明)がインコースのボールをさばける様になっている。森下(翔太)も状態が良い」と振り返るなど、昨季のV戦士のコンディションが良いことなども伝えている。
また、他にも野手陣には他にも、「レフト、ショート以外はレギュラーがほぼ決まっている。その2つのポジションで競争が行われる。去年の打順と大きく変わることはないだろう」と予想。
さらに佐藤氏は、現在の阪神の強みは「投手、野手ともに選手がみんな若いこと」などと述べながら、「(連覇の可能性は)80%くらいはあるのでは」と見解を示した。
昨季は四球を見極めるスキルなどもクローズアップされた阪神打線。他球団からのマークが厳しくなる中で、佐藤輝、森下ら伸び盛りの若手が中心となる今季、どんなパフォーマンスをみせるのか。佐藤氏の言葉の通り、連覇を目指す上で大きなポイントとなることは間違いないだろう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
(出典 news.nicovideo.jp)
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